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2つの食べ物のニュースを見て想った事
11月9日のワールドビジネスサテライトで気になる特集をやっていました。

(今日はちょっと長文です♪)

食べる」の座標(4)〜保存料 嗜好と安全のはざま〜

マクロビオティックをはじめると、どうしても保存料や添加物の事が気になりますよね?

食品メーカーが保存料を減らす試みに取り組んでいる話が紹介されていました。

スーパーにある商品の中でめんたいことお漬物は一番添加物がたくさん入っているとこの本↓を読んで知りました。
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
安部 司
最近本屋でも平積みされて売っていますね。

着色料や添加物を使っていない事をPRすると商品がよく売れるから、パッケージに大きくその事を表示したりもするそうです。

でも、もっと突っ込んでいくと原材料に使っている野菜などの食材は果たして安全なのか?というのも気になってきますね。

コメンテーターの人が気になる事を言っていました。

「企業が大変な努力をして食べ物に関する技術が向上したのも事実。例えば戦後すぐに、レタスをサラダで食べるから進駐軍に納める必要があった時やスーパーに並べる時にそのままの状態では葉っぱに回虫がついてしまう。どうやってそれを取り除くかという大変な努力をして、技術が向上した結果、きれいな状態で供給できるようになったんです。」

それも、わかる。

でも思いを巡らすうちに“んんん???”って思いました。妙な違和感。何でだろう???と心の中を探っていくうちに、

「何をもって食べ物の事を信頼するかによって“良し”とする物差しが随分違ってくるな」って思いました。

おいしそう!と思うのに形のきれいさ、清潔感は確かにあると思います。
安全か?と思うのには、食べ物がどうやって作られたか?保存料・添加物は入っていないか?っていう情報や判断材料が欲しくなりますよね。

コメンテーターの人のコメントを聞いて思ったのは、やっぱり今は食べ物も工業製品みたいな扱いなんかなあって事。
たくさん供給するから同じ品質を保つ事、低価格に抑える事、売れるためにきれいに見せる事、をいろんな人の手や技術を介してやっている。

だから、食べ物のバックグラウンドが見えにくいですね。
パッケージや表示、メーカー名だけでは判断できないですね。

技術が進んで製品化される事で、食材の選び方って複雑になってる気がします。
それっていいことなのか、悪いことなのか?・・・

複雑な気分になりました。

もっと本能的にシンプルに選んでみたい! これうまそう!みたいな感じ!

そんな事を感じながら眠りにつき、次の日の朝のNHKのニュースで、京野菜の水菜を長年作っている人が紹介されていました

その人は化学農薬を使わず、肥料や水もできるだけ与えないで水菜を育てていました。
少し掘った土が湿っているのを見て「これだけ水があったら充分育つんですよ」と言っていました。毎年摂れる種からいいものを選んで翌年使うそうです。

私の好きなサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で取り上げられていた永田農法を思い出しました。

もちろんこの方が作る水菜はたくさんの人に供給されるから、水菜も製品なのかもしれませんが、作る人の想いがいっぱい詰まった水菜やなあと感じました。

オーガニックライフメッセージ―都会で自然に暮らすには
オーガニックライフメッセージ―都会で自然に暮らすには

↑最近読んだこの本からこんな事を知りました。
(引用)ある一定の基準をもった野菜を大量に作るためには、たとえ土地が荒れても農薬や肥料を使わないといけない現実もある。ひとつの農園だけが有機肥料を使うと虫が出てしまって、逆に周りの農家に迷惑をかけてしまうから難しい。


人間って技術を発展させてきて暮らしを便利にしている部分もあるけれど、動物として自然に即した暮らし方も求めているからどう折り合いをつけていくか、自分自身のスタンスを持っていないと、混乱しそうですね。

マクロビオティックを始めるとついつい 化学製品 VS オーガニック、人間 VS
自然
って対立させて見てしまいがちですが、この二つのニュースを見て思ったのは、人間も人間がやる事も自然の中の一部なんやろなって事。
周りの環境から抜け出して対立できる程、人間って偉くないんやろな〜って思います。動物やし。

この二つのニュースも、対照的やなあと思ったらそれはそれで納得してしまいそうですが、実は二つともひっくるめた1個の世界で人って暮らしてるから、いろいろ複雑でおもしろい!って思いました。

最後に、この映画の1シーンを思い出したので紹介しますね!
(かなりうろ覚えですが・・・)

おもひでぽろぽろ
おもひでぽろぽろ

主人公のタエ子がのどかにひろがる田園風景を見て「やっぱり自然っていいな〜」と言うと、そばにいた農家をやっている男の人が「この風景だって人の手がたくさん入っている。あぜ道や田んぼの整備・・・・人間が手入れをしてこの自然な風景が出来ているんですよ」と言うシーン。

今日の2つのニュースになんとなく繋がるなあって思いました。

マクロビオティックをやっていくと思わぬところで身近な出来事が繋がるからおもしろいです。

長文になってしまいました・・・

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author:すみりやん, category:気になるニュース, 21:40
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Comment
すみりやんさん、おはようございます!
今日の長文、しっかり読ませていただきましたよ〜
どんなものを選びたいのか?ということは、個人個人でかなり違ってきますよね。
見た目きれいで、虫ついてなければいいんだという人もいるでしょうし、有機栽培であればいいという人もいるでしょうし。。。
わたしも前は、間違いなく前者だったんです。
まだまだ多くの人が、添加物が入ってるかどうか?という視点では選んでいないというのが現状でしょうね。
無添加・無農薬当たり前!な時代が来るといいな〜と思います!
久しぶりにおもひでぽろぽろ見たくなりました♪
こにふぁ〜, 2006/11/11 8:23 AM
こにふぁ〜さんおはようございます!

無添加・無農薬をやろうとすると、本当に大変なんやと思います。手間もかかるし・・・

「おもひでぽろぽろ」は声優をやった今井美樹と柳葉敏郎がいい味だしてて好きです。
すみりやん, 2006/11/12 10:13 AM









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